以前、友人にご馳走になって以来
すっかりその美味しさに魅了されてしまったものを買い求めに
阿佐ヶ谷まで行ってきました。
1950年創業の老舗和菓子店「うさぎや」さん。
その7年後に現在の阿佐ヶ谷に移転し現在に至るそうです。
戦後間もない頃は材料を確保するのも困難な状況で
砂糖をサッカリン等の人工甘味料に変更する事をすすめられたそうですが
断固として変えずに高価な砂糖を使い続けた事からも
「うさぎや」さんのこだわりが感じられます。
絵に描いた様なルックスのどらやき。
滑らかな表面を見ただけで、
そのしっとりした食感が想像できますね。
粒餡は甘さ控えめ。
これは先代、先々代から
「食べ終わったあとにも、もう一つ食べたいと思われる余韻のある甘さにしなさい。」
と言われていたからなんだそうです。
主な材料となる米、砂糖、小豆の仕入先を変えずに先代から引き継ぎ
経験豊富な専属のあんこ職人が作り出す味はこれからも変わる事なく
私達を魅了し続けるのでしょう。
ごちそうさまでした。
またお邪魔させて頂きます。