
ブラウンダイヤモンド型の高級ケース。
ケース中央にはブランド名とANTWERP(アントワープ)の文字。
アントワープはベルギーの都市であり
ダイヤモンドの五大研磨地です。
もちろん、研磨済みのダイヤモンドの取り引きが行われていて
私達のお取引先も多数あります。
そんなANTWERP(アントワープ)という地名が刻まれた
ダイヤモンド型の高級ケースならば
中身はダイヤモンドなのではと考えるのが自然なのかもしれません。

そっとケースを開けると
そこにはダイヤモンドではなく
ダイヤモンド型のチョコレートが輝いていました。
そうそう、ベルギーといえばチョコレートでも有名ですね。
チョコレートの原料であるカカオは紀元前2000年頃から
メキシコ南部等で栽培が始まったとされています。
その当時は薬用として用いられており甘いものではありませんでした。
20世紀に入るとベルギーで「プラリネ」と呼ばれるチョコレートが
ベルギーで初めて作られたそうです。
この「プラリネ」がチョコレート製造の発展に大きく貢献し
現在の多種多様なチョコレートを生み出したと言えるのだそうです。
『DelRey/デルレイ』は1949年創業と
ベルギーチョコレートの老舗店の中では比較的若いブランドですが
伝統的なプラリネをはじめボンボンショコラやマカロン等が人気となり
知名度を高めたのだそうです。

頂いた「Diamond Box」は
レッドダイヤモンドダーク(ダークチョコレートの中にバニラ風味のホワイトチョコレートガナッシュ入り)、
ゴールドダイヤモンドミルク(ピスタチオガナッシュ入りのダークチョコレート)、
ゴールドダイヤモンドダーク(アラビカ豆を使ったコーヒーガナッシュ入りミルクチョコレート)、
レッドダイヤモンドミルク(最高級のグランクリュカカオを使ったダークチョコレート)、
ルーベンス(ヘーゼルナッツとジャンドゥジャ入り)
スクエアゴールドプラリネ(プラリネとフィユティーヌ入り)
という、本当に宝石の様なチョコレートが詰め込まれていました。
それぞれの味は言葉では言い表す事が出来ない美味しさでした。
ベルギーチョコレートならではのコクの深さは流石としか言い様がありません。
個人的にはその美味しさにも感激でしたが
ダイヤモンドのファセット(カット面)が正確に描かれている事に感激しました。
そのダイヤモンドのプロポーションを含め
まさにExcellent(エクセレント)なチョコレートでした。
ごちそうさまでした!