受け継がれたダイヤモンドリングをペンダントにリフォーム。

本日のジュエリー。

お客さまからお預かりしたダイヤモンドのリングです。

「好きなデザインにリフォームして使ってね。」

そう言われ

お義母さまから受け継がれたエンゲージリング(婚約指輪)です。

爪が大きく背が高いリングデザインは

現代のファッションにはフィットさせるのが難しく

リフォームは必須と言えるでしょう。

以前、シンプルなデザインのリングに

リフォームする事を決意したのだそうですが

そもそもリングを着ける習慣が無いそうで

リフォームしたとしても宝石箱で眠る事になってしまいそうで中止。

しかし、身に着けているところをお義母さまに見てもらいたいと考え

ペンダントにリフォームする事を思いついたそうです。

お義母さまにもペンダントにリフォームする事をお話した上で

私達にご相談頂きました。

シンプルでノーブルなファッションを好むお客さまが選んだのは

フロートセッティングのペンダント。

ガードルに地金を巻きダイヤモンドを留める。

ダイヤモンドがコロコロ転がるのを防ぐ為に台座は存在しますが

それ以外の装飾は一切ありません。

正面から見ればダイヤモンドの外周に薄く地金が巻かれているだけ。

ダイヤモンドに穴を空けたり、傷付ける事もなく

シンプルに美しさを表現出来るのは

匠の技を持つクラフトマンが丁寧に手掛けるからこそ実現出来るのです。

全ては身に着ける方の笑顔の為に。