華やかなオレンジダイヤが耳元で輝きました。

本日のジュエリー。

ダイヤモンドのピアスです。

「なかなか自由に出掛けられる様にならないし、新しいジュエリーはもう必要ないかなって思ってたんだけど・・・。」

長いお付き合いをさせて頂いているお客さまが

当初から温めてきたアイディアを形にされました。

主役はオレンジダイヤ。

華であるオレンジダイヤをカラーレスダイヤが葉の如く包む。

マーキスカット。

ペアシェイプ。

サイズもシェイプも異なるカラーレスダイヤはデザイン最優先。

お客さまと相談させて頂きながら

その場でデザイナーがデザイン画を描き

少しずつ修正を加え

最終的なデザインを決定しました。

お客さまが理想とするデザインに合わせ

ダイヤモンドを揃えていく。

これ、簡単な様でありますが

実はかなり難しい作業と言えます。

カラーレスとは言うものの、微妙な色の違いがあるのは天然ならでは。

原石の質、

カットのプロポーション、

研磨状態により輝き方が異なってきます。

それをきちんと揃えるのがバイヤーの仕事。

こうして揃えた素材を形にするのが

匠の技を持つ職人です。

デザイナーが描いたデザイン画と加工指示書を元に作成します。

使用する線材の径は全て指定されていますが

場合によってはアレンジを加えなければならない場面も出てきます。

その際に必要になってくるのが職人の経験に基づくアレンジ力とセンス。

誰が素材を揃えても

誰がデザイン画を描いても

誰が制作を担っても同じではないのです。

それは私達が作り出すジュエリーをご覧頂ければ

きっとご理解頂けるはずです。

「綺麗なものを身に着けると気持ちが明るくなるのがわかるのよ。もうしばらくは自由にお出掛けはできないと思うけど、家にいる時も楽しくしていたい。私にとってジュエリーはまだまだ必要なものだったみたい！」

そう笑っておっしゃっていたのが、とても印象的でした。