代々受け継がれるジュエリーに昇華した立て爪の婚約指輪。

本日のジュエリー。

お客さまからお預かりしたダイヤモンドリング。

お義母さまから受け継がれた婚約指輪なんだそうです。

「こんな大切なものを頂いてしまって、どうしたら良いのか分からなくて・・・。」

お気持ち、凄く分かります。

ある休日の夕食時、

「お袋からもらった指輪使わないの？」

と、ご主人に聞かれた事で動き始めました。

立て爪と呼ばれる大きく高い爪が

現代のファッションにはなかなかフィットさせにくいと話したところ

「リフォームすりゃ良いじゃん。使ってもらった方がお袋も喜ぶよ。」

と、快諾して下さったそうです。

目指したのは

どれだけ時間が経ってもフィットするシンプルなデザインのペンダント。

でも、シンプルなだけではなく

しっかりと独自性を持ったデザインをご希望でした。

ワンサイドセッティングはそんなご希望を叶えてくれる

シンプルで独自性を持ったデザインだったのです。

石に穴を開けたり、溝を切って傷付ける事なく

前後から独自製法によって強力に挟む事で

1本爪という究極のシンプルデザインを実現しているのです。

「いずれは娘に譲る事になると思うんですが、その時にリフォームしなくても済むシンプルなデザインにしたかったんです。」

というお言葉にもある様に

既にお嬢さまが身に着ける事も想定されたペンダント。

お義母さまの婚約指輪は

代々受け継がれるジュエリーに昇華したのです。