譲り受けた思い出のリングをリフォームした上で身に着ける。

本日のジュエリー。

お客さまからお預かりしたリング。

「これ母から譲り受けたものなんですけど本物ですか？」

というお問い合わせから始まりました。

当店にはダイヤモンドテスターがありますから

まずはチェックしてみました。

結果は「ダイヤモンド」でした。

続いてルーペ(倍率10倍)を用いた拡大検査。

フェザーと呼ばれる羽の様なインクルージョン(内包物)と

カーボンと呼ばれる黒い点の様なインクルージョン(内包物)と

ファセット表面にポリッシュライン(研磨跡)を確認しました。

これにより9割以上の確率で「ダイヤモンド」と判断しました。

ダイヤモンドと真剣に向き合って30年近くになると

本物が醸し出すオーラを感じるんです。

この独特のオーラを感じとる事も大切だったりします。

この検査結果をもって、

次の段階(リフォーム)に進む事ができるのです。

立て爪と呼ばれる高く大きな爪が目立つリングから

爪が無く、まるでリングに埋め込まれた様なデザインに変貌を遂げました。

「日常的に使うわけではないのですが、引っ掛かりが無いシンプルなデザインにしたかったんです。」

というご希望どおりの形になりました。

リングの腕の高さとほぼ同じ高さに留められたダイヤモンド。

腕の高さ(厚み)はダイヤモンドの高さ(厚み)とのバランスを考慮した上で決定されています。

このバランスは大量生産された既成枠から選ぶリフォームとは異なり

地金の塊から作り出すオーダーメイドジュエリーだからこそ成せる業。

design studio Emuが手掛けるジュエリーは

デザインだけに特化したものではありません。

リング内側も徹底的に仕上げる事で極上の着け心地を誇ります。

オーダーメイドジュエリーの滑らかな着け心地を知ってしまうと

もう後戻りはできないでしょう。

「こんなに滑らかな着け心地になるとは思いませんでした。これなら毎日身に着けてしまいそうですね！」

というお客さまのお言葉が、

その着け心地の良さを物語っていると言えるでしょう。