手にする方が笑顔になる為の一工夫。

本日のジュエリー。

お客さまからお預かりしたカラーチェンジガーネットのルース(裸石)です。

ペンダントヘッドに加工をご希望との事でお預かりしました。

お持ち込みルースの場合はお預かりする際に

クラック等の有無をチェックさせて頂き

加工可能な場合のみ承っております。

今回お預かりしたカラーチェンジガーネットは

インクルージョンは存在しましたが問題なく加工が出来る状態でしたので

早速加工に入らせて頂きました。

ダイヤモンドを縦に5石。

ダイヤモンドは丸カンではなく

あえて地金を入れる事で涼しげな雰囲気を演出しました。

その下にカラーチェンジガーネットを丸カンで可動状態にして

下げています。

丸カンは必要最小限の大きさでありながら

滑らかな動きを実現しています。

ユラユラ揺れる様はなんとも可愛いですね。

ネックレス(チェーン)はお客さまが持っていらっしゃるものを使用します。

他のペンダントヘッドにもご使用になるので

ネックレス(チェーン)を通すスペースは大きめになるのですが

大きくし過ぎるとペンダントヘッド自体の安定感がなくなってしまいます。

安定させる為には一工夫が必要となります。

どんな一工夫なのかはあえて書きませんが

匠の技を持ったクラフトマンが持つ

経験とノウハウがあるから実現できる姿なのです。

「形になれば良い」という考え方ではなく

使い勝手が良く、

手にする方が笑顔になるジュエリーであるべきだと

考えているからこその一工夫なのです。