SONY WALKMAN NW-A55

長年愛用してきたWALKMANが遂に力尽きました。

私が初めて手にしたWALKMANはカセットテープ時代のWM-F203。

FMラジオ、AMラジオ、オートリバース、

更にはカセットテープケースサイズのコンパクトさを実現したモデルで

当時の最新技術を詰め込んでいて

「さすがソニー!」

と感じられるモデルでした。

その後、CD WALKMAN、MD WALKMANと進化を続けるWALKMANを追いかけ続け

現在に至ります。



 

そんな私が新たに購入したWALKMANはNW-A55。

リーズナブルな下位モデルも存在しますが

今までAシリーズを愛用してきた私としては

極々自然な成り行きでした。

というのも、WALKMANはまだまだ選ぶ楽しさが残っていますが

他社はMP3プレーヤー自体が廃盤になるなど

絶滅危惧種状態なんです。

スマホがあれば気軽に音楽を聴ける時代に

敢えてMP3プレーヤーを残して下さっているメーカーさんには

感謝しかありません。



今回購入したNW-A55は

Aシリーズ伝統のアルミボディを採用していますが

これまで2パーツ構成だったものを

音質向上の為だけに1パーツのアルミ削り出しボディを採用しているそうです。

削り出しは素材的にも工賃的にもコスト増大は間違いないのに

品質向上の為には手段は選ばないと言わんばかりの姿勢は

ただただ尊敬するしかありません。



その他にも基盤を新設計したり、

ゴールドを練り込んだハンダを使用するなど

基本構造において音質向上を目指しているストイックさを感じます。

もちろんソフト面でもCD音源をハイレゾ相当までレベルアップする「DSEE HX 」や

AIを搭載し曲のタイプを自動判別して高音域の補完性能に磨きを掛けるなど

時代の流れにしっかりと対応しています。

アナログレコードが持つ音の良さをデジタル処理で再現する

「バイナルプロセッサー」も注目の音質調整機能です。

こうしたソフト面での進化だけではなく

従来モデルと比較して飛躍的に向上した臨場感と

表現能力にはお世辞抜きで驚かざるを得ません。

もちろん、上位機種も存在するWALKMANですが

私にとってこのNW-A55は音質面と価格面のバランスが良い

ベストなモデルと言えます。

これからもWALKMANは私に音楽を楽しませてくれる存在であり続けます。

 
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