求めても手に入らない希少石の中の希少石。

本日のジュエリー。



お客さまからお預かりしたベニトアイトを

リングに仕立てさせて頂きました。

ところでベニトアイトっていう宝石をご存知でしょうか?

1907年に発見された時はサファイアだと信じられてきましたが

実はトップクラスのサファイアよりも希少性が高い

レアストーンだったのです。

サファイアよりもダイヤモンドに匹敵する輝きを持つベニトアイトは

カリフォルニアのベニト郡で採掘されていました。

「されていました。」というのも、既にベニト郡の鉱山は

2005年には閉山しており新たに採掘される事はありません。

まさに希少石中の希少石と呼べるものなのです。

そんな希少石だからこそ、

オーダーメイドで自分好みのジュエリーに仕立てたいというお気持ちは

自然な成り行きと言えるかもしれません。

デザインはもちろん、脇役の素材にもこだわりがあります。

一般的には主役がカラーストーンならば

脇役はカラーレスのダイヤモンドを用いるのがセオリー。

しかし、今回お客さまが選択されたのは脇役もカラーストーンでした。

ラウンドはインペリアルトパーズ。

マーキスカットはブラウンダイヤ。

いずれも色味にはこだわりがあり、私達のネットワークを駆使しても

探し出すまでかなりの時間を要しました。

ブルー、イエローイッシュオレンジ、ブラウン。

色の名前だけ聞くと喧嘩してしまいそうですが

それぞれが明度と彩度が絶妙にバランスされています。

この宝石達をプラチナで包んだのもジュエリーとしてのバランスが取れ

完成度が高くなった要因と言えます。

もちろん身に着けた時の心地良さ、

そして外した時にも感じられる上質感はdesign studio Emuのジュエリー共通のものです。



先日はお忙しいところお越し下さり

誠にありがとうございました。

メンテナンス等、お気軽にお申し付け下さい。

またのご来店を心よりお待ちしております。

 

※ブログはお客さまのご了承を頂いた上で掲載させて頂いております。

 

 

 
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