ジュエリーは足し算だけでなく引き算の美学も存在します。

本日のジュエリー。

お客さまからお預かりしたダイヤモンドのリング。

お母さまから受け継がれたリングを

ずっと身に着ける為にリフォームのご相談を頂きました。

お仕事柄、リングだとずっと身に着ける事は出来ないので

ペンダントへリフォームという事は決まりました。

しかし、ペンダントとは言うものの

デザインも色々ありますし

地金の種類も色々。

そしてチェーンの種類も色々ありますから

迷ってしまいますよね。

でも、そんな時こそ

長い経験を持ちノウハウも蓄積してきた私達にご相談下さい。

どんなシチュエーションで

どんなファッションでジュエリーをお使いになるかお伝え頂ければ

しっかりとご提案させて頂きます。

もちろん、最後に決めるのはお客さま。

お客さまの想いを実現させるのが私達の仕事です。

そんなお客さまの想いが形になりました。

シンプルなデザインのフロートセッティングは

どんなシチュエーションやファッションをも包み込む包容力があります。

デザインをシンプルにしたかわりに

地金はちょっぴり甘くK18ピンクゴールドを選択されました。

ジュエリーリフォームは足し算だけでなく

引き算をしてあげる事でバランスが取れます。

その好例と言えるでしょう。

フロートセッティングは

ダイヤモンドのガードル部分を包む事で固定しています。

ですからペンダントヘッドの側面はご覧の様に開放的で

側面から光りを取り込む事でダイヤモンドをより明るく美しく見せてくれます。

ここがフクリン留めとは大きく異なるポイント。

これがリフォーム前のダイヤモンドより明るく美しく見える理由なのです。

ネックレスを他のペンダントヘッドでも使える様に加工してありますが

必要最小限の大きさにしてありますので

デザイン的にも全く違和感がありません。

職人さんからすれば大きく作ってしまった方が楽なのですが

あえて最小限の大きさで作っているのは

オーダーを下さったお客さまに

美しいジュエリーをお届けしたいという気持ちからに他なりません。

小さなジュエリーだからこそ

細部に美しさが宿るのです。

身に着けてしまえば見えないペンダントの裏側も

肌に触れた時に優しくあるべきですから

念入りに仕上げを行っています。

ピンクゴールドのチェーンはベーシックなアズキを選択されました。

全長45センチでシリコンを用いたスライド機能により

お好みの長さでお使い頂く事が出来ます。

これは本当に便利な機能でシーズン毎に調整するだけでなく

その時のアイテムにより微調整をする事が出来るので

「もう少しペンダントヘッドを上に(下に)したいな～。」

なんていう時に活躍します。

是非とも様々なシチュエーションやファッションで

楽しんで頂きたいと思っています。