念願のしまなみ海道を走って来ました!
とは言うものの、
主目的は国体に参加する息子の応援なので
各島をのんびり探索しながら走る余裕はありません。
余裕ないのに選んだ自転車は
8インチの超小径折り畳み自転車のcarry me。
身体に触れる部分は自分好みに小変更していますが
ギヤ比も含めてどノーマル。

ロードバイクを持ち込もうと思ったりもしたのですが
しまなみ海道って片道70km位しかないんですよね。
「たった70kmしか走らないのにロードバイク必要?」
って考えちゃう時点でオカシイという噂が。(笑)

10:50
今治駅。
天気は秋晴れで最高!
ワクワクした気持ちを抑えきれずにスタートしました。
もちろんヘルメットとグローブ持参。
短パンの下にはレーパン履いてます。
パット見はカジュアルなスタイルでしたが
中身はシューズ以外はロードバイクに乗る時と同じです。

目的地はもちろんしまなみ海道の終点である尾道。
今回はナビ等々、地図的なものは何も用意していませんが
ブルーラインと呼ばれるガイドラインが引いてあるので
ナビや地図が無くても安心して走れます。
これ、素晴らしい事だと思います。

11:10
来島海峡大橋。
一般道に別れを告げて、いよいよしまなみ海道!
って、既に5~6km走ってるはずなのに
尾道まで69kmの表示。
まぁ、気にしない気にしない。(笑)

橋の中間地点で撮影。
いかにも瀬戸内海的な景色で本当に綺麗ですね。

11:35
大島。
さっき走って来た来島海峡大橋を眺めながら
息子が残して行った
賞味期限切れそうな補給食を流し込む。
ナビや地図は持ってきませんでしたが
補給食はゼリー2本とエナジーバーを3本を
バックポケットに突っ込んで来ました。
各島に飲料の自販機があるのは確認済みだったので
ボトルは持参せず。
っていうか、carry meにボトルケージ付けたくない。(笑)

12:10
伯方・大島大橋。
どこで写真を撮っても綺麗。
っていうか、空気が綺麗なんですよね。
東京の空とは全く別物。

12:27
伯方島。
伯方と言えば「伯方の塩」!
えぇ、もちろんソフトクリーム食べて来ましたよ。
やや塩気が感じられる程度で甘さとのバランスは絶妙。
疲れた身体にちょうど良い。

12:50
大三島橋。
いよいよ決戦の地、大三島に上陸。
って、戦うのは私じゃなくて息子ですが。(笑)

12:58
大三島。
翌日に行われる国体ロードレースのコース。
「トラック競技で不調だった息子は大丈夫だろうか?」
なんて考えながら舗装の状態や
グレーチングの有無を確かめながら走りました。
もちろん選手達は試走しているので
私が試走する必要ありませんが
なんとなく心配になっちゃうんですよね。

13:20
多々羅大橋。
いよいよ広島県に突入!

13:31
生口島。
先ほど走って来た多々羅大橋を眺めながら休憩。
とは言うものの、のんびり休憩している余裕は無く
先を急ぎます。

14:01
因島。
8インチの超小径車であるcarry meであることと
ビンディングペダルじゃない事がたたり
かなり疲れが蓄積されて来ました。
なんとなく「東京→糸魚川ファストラン」で
日本海に出てからの疲れと似た感覚でした。
因島は結構アップダウンがあり
更に海沿いに出れば浜風も強くなり
既にお腹いっぱいの状態。

15:01
因島大橋。
今回渡った橋の中で一番スケールの大きさを感じました。
車道の下に自転車道(二輪車道)と歩道が設置されていて
見晴らしは良くないのが難点。
早々に走り抜けました。

15:10
向島。
残りの距離も少なくなり、
いよいよフィナーレが近付いて来ました。
近付いて来たはず。
近付いて来てるんだよね?
時間も15時を過ぎて
「バスの時間に間に合うか?」
って少し不安になる。
バス。
そうそう、尾道から今治まで路線バスで帰るんですよ。
16時半に尾道駅出発のバスに間に合わせなきゃ!
っていうんで、ここからは必死にペダルを踏みます。
いや、ここまでも十分必死にペダル踏んでましたが
ここからは結構本気で走りました。
ブルーラインに描かれた残りの距離表示が
1kmずつ減って行くのを見る度に喜んでいるのは
末期症状ですね。(笑)
でも、残りの距離が減って行く割には
尾道の街っぽさが全然感じられないんです。
「大丈夫か?」
不安がピークに達した時、
ブルーラインには無情な文字が。
「自転車はフェリーを利用して下さい」
えぇ、フェリー乗るなんて聞いてないよ~!
って絶望感に打たれながら走っていると
突然目の前が開けました。

15:41
渡船。
道路の続きの様に
大きく口を開けた渡し船が待っていました。
そのまま突っ込み乗船。
料金は乗船してから支払うシステムで150円でした。
通勤通学にも普通に利用されている様で
地元の方々の足として活躍。
5分程で向こう岸に到着。

15:47
尾道。
なんとか16時前に着きました!
今治駅から尾道駅まで約5時間のサイクリングは
駆け足でしたが天候にも恵まれ最高でした。
途中、carry meを選んだ事を後悔しましたが(笑)
走り終えてみるとcarry meだからこそ味わえた
醍醐味が確実にありました。
とは言うものの、
ロードバイクであれば時間的な余裕が出来るので
それぞれの島をじっくり探索できるのは魅力でしょう。
また、レンタサイクルもあるので
気軽にサイクリングが楽しめるのも魅力です。
でも、私はどうしても自分の自転車で走りたかったんです。
そんな時にコンパクトなcarry meは飛行機輪行等々で
とても便利だったという事は間違いありません。
便利なだけでなく、きちんと走れる小径車だという事を
証明できたと言えるでしょう。

18:32
今治駅。
戻って来ました。
感無量。
しまなみ海道の素晴らしい景色に感動し
ホスピタリティの高さに感激しました。
お世辞抜きで
「また走りたい!」
て思えるしまなみ海道。
絶対にまた走りに行きます!