第72回 国民体育大会 自転車競技

息子が愛媛国体に東京都代表として参加しました。

初めての国体は息子にとって高校生最後の大会。

良い形で締めくくってほしいと思っていましたが・・・。



まずは松山競輪場で行われたトラック競技。

チームパーシュートは予選落ち。

即席のチームで練習量が少なかったので

仕方がないのかもしれません。

チーム競技は

個々の力だけで勝てるほど甘くないんです。

続いて個人種目のポイントレース。

トラック競技ではメインにしてきた種目で

センバツ、インハイ等々、結果を残してきただけに

今回は頂点に立つチャンスが十分にあったはず。

しかし、レース前にアクシデント。

予備機材がホイールも含め、

完全な状態でトラック内に持ち込まれていなければ

選手はウォームアップエリアに入る事が出来ない?

結果、ほとんどアップ出来ないままスタート。

チームパーシュートの時にも感じていた調子の悪さと

アップ時間が確保出来ないという要因が重なった結果は

マイナス1ラップで予選落ち。

途中、脚が廻らないながらも

意地でポイントを取りに行きましたが焼け石に水。

惨敗。



心拍も落ち着かず非常に苦しかった様です。

今まで予選落ちなんてした事無かったポイントレース。

しかもラップされるというか屈辱的な負け方。

この時点で息子の精神状態は崩壊していたはず。

しかし、2日後のロードレースまでには体調を戻し

強い心を取り戻す必要があります。



ロードレース当日の天候は晴れ。

浜風がやや強かったものの

気持ちの良い秋空が広がっていました。

大三島の特設コースを3周回、

合計で120.1kmのコースが戦場です。

アップダウンはありますが平坦区間も多く

息子に勝機ありと思われるコースレイアウト。



1周目。

5~6名の逃げ集団が出来るものの

メイン集団はそれを容認。

2周目。

逃げ集団にメイン集団からの追走で逃げ集団は10名前後に。

タイム差も開きましたがメイン集団は静観している様子。



最終周回。

メイン集団が逃げ集団を一気に飲み込みます。

もちろん息子もその中にいましたが・・・。

突然目眩の様な症状に襲われるのと同時に

今までに経験した事の無い様な酸欠状態に陥ったそうです。

集団から大幅に遅れ完走するのがやっと。

ゴール後は酸欠の為かフラフラ。

こうして息子にとって高校生最後のレースは

呆気なく終わってしまいました。

トラック競技も含め、

不甲斐ない結果で終わってしまった事に対し

「応援して頂いた多くの皆さんに結果で恩返しが出来なかった。」

という気持ちでいっぱい。

では、これからどうすれば良いのでしょうか?

それは、やはり結果で恩返しするしかないのだと思います。

高校を卒業後、世界へ挑戦する息子。

そこで一歩一歩確実に前進し、

しっかりと足跡を残して行く事が

応援してくださる皆さまへの恩返しになるのだと思います。

 

今日からオフに入った息子。

まずは病院から。

しっかりと体調を戻すところから始めよう。

基礎部分がグラグラしてたら

いくらハードなトレーニングを重ねても強くはなれない。

焦らず、じっくりと確実に進めば良いよ。

 

主催者の皆さま、

引率して下さった東京車連の皆さまと先生、

機材面で支えて下さった皆さま、

そして応援して下さった全ての皆さまに感謝。

ありがとうございました。

息子はロードレースをメインに

大きな目標に向かって自転車競技を続けて参ります。

今後もご指導ご鞭撻頂けると幸いです。

 

 

 

 

 
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