指輪が外れなくなったらどうしますか?

本日のジュエリー。

「結婚指輪が外れなくなってしまったのですが・・・。」

そんなお問い合わせを頂きました。

私達はそんな時の為にこんな道具をご用意しております。



外れなくなってしまった指輪を安全に切って外すカッターです。

実は消防署でも指輪のカットは行っている様ですが

専用のカッターではないので切り口がギザギザになってしまいます。

綺麗な切り口をリペアするのと

ギザギザになってしまった切り口を整えてリペアするのでは

工賃が異なってきます。

もちろん綺麗な切り口の方が工賃はお安くなります。

また、デザイン上リペアが難しい部分を切ってしまった場合と

比較的リペアしやすい部分を切った場合では工賃が異なります。

もちろんリペアしやすい部分の方が工賃はお安くなります。

ご自身でニッパー等を使い切るのは危険です。

より良い状態でリペアを行うという意味で、

専用のカッターを持っているお店で切る事をオススメ致します。



今回作業をさせて頂いた結婚指輪のサイズは18番。

これを25番にサイズ直し致しました。

私達は切った部分に元の指輪と同じ厚みの地金を足して

サイズ直しを行います。

決して叩いて地金を伸ばすサイズ直しは致しません。

プラチナやゴールド等の貴金属は柔らかい素材。

だから叩いて伸ばせばかなり伸ばす事が可能です。

金箔をご想像頂けるとわかりやすいかもしれません。

叩いて伸ばした指輪は腕の部分が薄くなります。

指輪の腕が薄くなると着け心地が悪化します。

着け心地が悪化すると指輪を身に着けたくなくなってしまいますよね。

それでは本末転倒、サイズ直しを行った意味がありません。

私達はお預かりした時よりも良い状態でお返し出来る様に

心掛けて作業しております。



先日はお忙しいところお越し下さいまして

誠にありがとうございました。

またのご来店を心よりお待ちしております。



※カッターで指輪を切った後にリペア可能なのは鋳造製法または鍛造製法で作られたものに限ります。カットリングと呼ばれる圧縮製法(鍛造製法と呼ばれる事もあるそうですが・・・)で作られた指輪はリペア出来ない場合がございます。また、地金を張り合わせた二重構造の指輪は構造上リペア出来ない場合がございます。予めご了承下さいませ。

※リング裏側に刻まれた日付やイニシャルは再打刻となりますが、元のフォント(字体)とは異なる場合がございます。また、ブランドの刻印(マーク等)が消えてしまった場合は弊社で再現する事は出来ません。予めご了承下さいませ。
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