ちょっと駅の反対側まで足を延ばしてみました。
目的はこちら。

『坂本屋』さん。
どこの街にもありそうな定食屋さんですね。
以前からその存在は知っていました。
でも、わざわざ入ろうとは思いませんでした。
こんな噂を聞くまでは。
「日本一のカツ丼。」
「坂本屋のカツ丼を食べずしてカツ丼を語る資格なし。」
なんて言われてしまったら、そりゃ気になりますって。

店内はカツ丼だらけ。
他にもメニューはあるのですが、カツ丼を頼んでない人を探す方が難しい。
もちろん私も
「カツ丼ください!」
って、お願いしました。
「日本一のカツ丼って、どんなカツ丼なんだろう?」
ってワクワクしながら待っていましたが、出てきたのは極々普通のカツ丼。
何か特別なビジュアルを期待していたわけではありませんが
あまりにも普通のビジュアルで拍子抜けしたのは事実です。

さて、日本一のカツ丼ってどうなの?
って事でイタダキマス。
せっかくなので(?)グリーンピースが乗っている真ん中から。
肉は程よく柔らかく、衣は少しサクサク感が残っています。
揚げたての豚カツだからこそでしょう。
甘く煮込まれたタマネギがたまらなく美味しい。
タレは少なくもなく多くもない適量で、白米に若干かかっている程度。
いわゆるツユダクが好きではない私には丁度良い。
何かが特別に美味しいわけではありません。
全てのバランスが素晴らしいカツ丼なんでしょうね。
それこそが「日本一のカツ丼」と言われる理由なのでしょう。
「何事もバランスが大事。」
って言いますもんね。
他にも美味しいカツ丼を食べさせてくれるお店はあります。
だけど『坂本屋』さんのカツ丼は、
絶対にまた食べたくなるカツ丼なんでしょうね。