リメイクは足し算だけではありません

先日納めさせて頂いたジュエリー。

お客様からお預かりしたペンダントをプチリメイク。



センターストーンはアクアマリン。

サイドストーンはダイヤモンド。

スタンダードな取り巻きのデザインですね。

地金はK18イエローゴールド、しっかり刻印がありました。

とかくリメイクというと

素材を足したりする足し算のリメイクが多いですよね。

design studio Emuでも足し算のリメイクが多いのは事実です。

宝石が元々持っている美しさを更に引き出すのが私達の仕事。

その為にはデザインを全面的に変更する事も珍しくありません。

では、今回お預かりしたペンダントも

足し算のリメイクを施したのでしょうか？



如何でしょうか？

大きなバチカンが付いていて、

ちょっと古めかしく見えたペンダントでしたが

すっきりと洗練されたデザインのペンダントに生まれ変わりました。

どこが変わったと思います？

答えはバチカンです。

色々なチェーンが使える様に配慮された大きなバチカンが

なんとなく古めかしく見えていた原因だったんですね。

大きなバチカンは便利ですがデザイン的には・・・。

専用チェーンになってしまいますが

バチカンをチェーンが通る最低限の大きさに変更しました。

たったこれだけの事ですが、イメージが大きく変化しました。

リメイクは足し算だけではありません。

引き算の美学というのもあるんです。

何でも足し算すれば良いというものでもないですし

引き算すれば良いというものでもありません。

経験とセンスが問われるのがジュエリーリメイクの難しいところ。

 

お客様のご希望を伺いながらベストなリメイクをご提案致します。

お気軽にご相談下さい。