必ずしもピアスは左右同じである必要はありません

「ダイヤのピアスを片方なくしてしまいました・・・。」

そんな悲しいお電話が入りました。

ファンシーライトイエローのプリンセスカット。

決してお安いピアスではなかったはず。

ただし、なくされたのがご自宅の中。

きっと出てきますよね。

で、ご自宅の中をあちらこちら探していたら

以前お母様に頂いたエメラルドのペンダントヘッドが顔を出してきたそうです。

バチカンを外した状態で宝石箱の中で静かに眠っていました。

ピアス

片方なくなってしまったダイヤのピアスと並べてみました。

するとどうでしょう・・・。

枠のデザインやサイズは微妙に違いますがペアになりそうじゃないですか?

いや、これはペアになりますよ。

「ダイヤのピアスが片方見つかるまでこれを使いなさい。」

って、お母様がおっしゃっている気がしてならなかったそうです。

ダイヤ エメラルド ピアス

枠の素材はいずれもプラチナ900

石座の高さはエメラルドの方が高かったのですが

幸いエメラルドの石自体は厚みがそれほどでもありませんでした。

ならば石座の高さをダイヤモンドと同じ位まで削って調整できます。

そして爪の形状を少しだけダイヤの方に近づけます。

ピアスの針は同じものがご用意できたので全く問題なし。

たしかに石は全然違うもの。

でも、こうして見ると違和感がないから不思議なものですね。

ピアスやイヤリングを片方だけなくされてしまった時

こんな風に新たな組み合わせが出来たら素敵です。

実際に身に着けて頂くと

「初めからこうだったじゃないかな。」

って思ってしまうくらい自然でした。

ジュエリーって身に着けるご自身が笑顔になれるなら

もっと自由なものであって良いはずですよね。

今日、お客様の笑顔を見て

改めてそう思いました。
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