儚さと引き換えに手に入れた美しい緑色。

本日のジュエリー。



エメラルドのルース(裸石)が入荷しました。

0.754cts.

Emerald Cut

モース硬度は7.5-8.0

和名は翠玉

鉱物学上はベリルに分類されます。

ベリルには水色の美しい宝石で知られるアクアマリンが存在します。

つまり鉱物学上はエメラルドとアクアマリンは同じ鉱物という事になります。

モース硬度が7.5-8.0という事は硬い石に分類されるエメラルドですが

内部には多数のインクルージョン(内包物)がある事が多く

衝撃には極端に弱いという性質を持っています。

その儚さと引き換えに

エメラルドは美しい緑色を手中に収めているとも言えるでしょう。



エメラルドを含むカラーストーンの多くが

色を深く濃く見せる為に高さがある(深い)カットになる事が多く

ダイヤモンドのプロポーションとは似て非なるものとなります。

しかし、今回ご紹介しているエメラルドは薄い(低い)んです。

それなのに緑色が濃いんです。

これは色溜まりによって色を濃く見せているのではなく

本質的な色が濃い事を示しています。

一目惚れ。

こんな素晴らしいエメラルドに出逢えた事に感謝。

 

※0.754カラットのエメラルドは売約済みとなりました。