10番から10番へサイズ直し。

本日のジュエリー。

お客さまからお預かりしたダイヤモンドのリング。

地金はプラチナ900。

使用されているダイヤモンドもとても綺麗です。

そんな素敵なリングを

10番から10番へサイズ直しさせて頂きます。

なぜ10番から同じサイズの10番へサイズ直しなのでしょう。

そもそもサイズ直しが必要なのでしょうか？

実は他店でサイズ直しをされたそうなのですが

こちらのリングは円として地金が繋がっていないデザインで

ギュっと曲げるだけである程度サイズが変わってしまうんです。

もちろん円として繋がっていないのはデザイン優先で

フリーサイズのリングとはその意味合いが全く異なります。

他店でギュっとサイズ直しされてしまったリングは

デザインが変わってしまいました。

変わってしまったデザインを元に戻し

きちんとサイズを10番に直すのが今回のご依頼です。

デザインの修正、

そしてサイズ直しが完了しました。

ビフォーアフターの写真をご覧下さい。

センターストーンとメレーダイヤモンドのラインの重なり具合が

明らかに異なるのがお分かり頂けるでしょう。

正しいデザインの方が

円として繋がっていない事が強調され

優雅で個性的な輝きを放っています。

側面から見ても

同じ10番ではありますが、その印象は大きく異なります。

デザインを修正したので

サイズは元通りで10番よりも大きくなりました。

私達はリングの下側を調整した上でデザインを変える事なく真円にし

ロー付けを行い仕上げています。

もちろん、どこでサイズ直しを行ったか分からない様に仕上げるのが私達流。

これ、当たり前の様で当たり前ではないんです。

たかがサイズ直し、されどサイズ直し。

サイズ直しにもクオリティの差があるのです。