気になっていらっしゃる方も多い様なので走ってみた感想を少しだけ。
![COSMIC CARBONE](https://emu-jewelry.jp/wp-content/uploads/2016/10/DSC_5132-320x240.jpg)
COSMIC CARBONE 40T(以下40T)。
従来型のCOSMICがアルミリムにカーボンフードを被せるタイプだったのに対し
40Tはフルカーボンのリムなので重量的に有利。
リムハイトは従来型のCOSMICが52mmだったのに対し
40Tはその名が示す通り40mm
リムハイトを低くした事により重量的に有利になりますが
それよりも横風の影響を考慮したという理由の方が大きいでしょう。
で、実際に息子がレースで使用した感想。
「ゼロ発進はKSYRIUM125程ではないけどレスポンスは良い。」
「中間加速の伸びは最高!」
「高速域の伸びはCOSMIC SLRには劣るもののKSYRIUMよりも上。」
「ヒルクライム性能はKSYRIUM125と同等かも。ただしスポークの違いによって伸び方が違う。」
「スピードを維持するのは明らかにCOSMIC SLRまたはSLの方が楽。」
「ブレーキ性能はExalith加工されたCOSMIC SLRやKSYRIUM 125には敵わないけれど、普通に良く効いてくれる。」
話を聞いていると「究極のオールラウンダー」だという事がわかりました。
尖った部分が無いんですよね。
レースでは自分を極限の状態まで追い込むのだからこそ
機材は尖ったものではなく優等生的なものが求められるのかもしれません。
![OPERA LEONARDO](https://emu-jewelry.jp/wp-content/uploads/2016/06/DSC_4162-180x240.jpg)
COSMIC CARBONE SL(以下SL)
アルミリムにカーボンフードを被せたタイプ
フルカーボンリムのホイールと比較すると
重量的なハンデがあるのは否めません。
だから「鉄下駄」なんて悪口を言われたりもします。
たしかに発進加速は厳しいものがありますが
それを補って余る程のスピードを維持する力と
高速域の伸びは半端じゃないです!
ただし、ある程度パワーがないと使いこなせないかも。
鍛えましょう!(笑)
![DOGMA2](https://emu-jewelry.jp/wp-content/uploads/2015/05/DSC_0941-320x240.jpg)
COSMIC SLR(以下SLR)
アルミリムにカーボンフードを被せた構造はSLと同じですが
大幅に軽量化されているのが特徴です。
スポークが超扁平加工されたカーボンを採用している事により
空力の向上と独特の伸びを体感出来ます。
高速域での加速力とスピード維持する力は断トツ。
超尖ったホイールですが個人的に大好きです。
更にリムはExalith加工されているので制動力も文句なし。
特に雨天時の制動力はディスクブレーキを除けば最強でしょう。
![KSYRIUM 125](https://emu-jewelry.jp/wp-content/uploads/2015/09/RIMG2429-320x240.jpg)
KSYRIUM125(以下125)
MAVIC社の125周年を記念して発売されたホイール。
アルミリムのKSYRIUMとしては究極の形でしょうでしょう。
数々の栄冠を勝ち取ってきた伝説のホイールと言っても過言ではないでしょう。
軽量なアルミリム。
Exalith加工で手に入れた抜群の制動力。
ゼロ発進と中間域での加速は文句なし。
ただし、リムハイトが低いのでCOSMICシリーズよりも
速度維持が大変なのは仕方ないところ。
とは言うものの、それはあくまでもCOSMICシリーズとの比較であり
ケチをつけられるレベルではありません。
「オススメのホイールって何ですか?」
って聞かれた時に、
「とりあえずKSYRIUM買っておいて損はないですよ。」
って言えるホイールです。
![dsc_5397](https://emu-jewelry.jp/wp-content/uploads/2016/11/DSC_5397-320x240.jpg)
さて、素人が偉そうに言いたい放題言ってきましたが
最後に少しだけまとめます。
ゼロ発進→125>40T>SLR>SL
125と40Tの差は僅か、40TとSLRはかなり差があります。
中間域での加速→40T>125>SLR>SL
40Tと125が軽やかに加速していくのに対して
SLRとSLは「おりゃ~!」と気合い入れる感じ。(笑)
レースで何度も中間域での加速を繰り返すと後半が厳しいかもしれませんが
短いレースや、自足がある方なら問題ないでしょう。
高速域での加速→SLR>SL>40T>125
これはリムハイト52mmのCOSMICが圧勝です。
また、高速域での速度維持も同じ順番ですね。
ヒルクライム性能→40T>125>SLR>SL
40Tは持って軽く走って軽いホイールだという事がわかりました。
125はリアのトラコンプ構造が理由なのか
ややネットリした感触があります。
まぁ、そういう感触があるだけで
確実に速く登れるホイールなのは間違いありません。
リムハイトが52mmのCOSMICはヒルクライム性能を考えてはいけません。(笑)
制動力→SLR・125>SL>40T
SLRと125はExalith加工されているので文句なしの同率首位。
雨天時もしっかり効いてくれる頼もしい制動力です。
40Tを最下位としていますが全く不安はありません。
ただし、MAVIC純正のカーボンリム用パッドを使用するのが前提ですね。
まとめと言いつつまとまっていませんが(笑)
少しでも皆さまのホイール選びの参考になれば幸いです。