ジュエリーもメンテナンスが必要です。

本日のジュエリー。

お客様からお預かりしたダイヤモンドリング。

大切なご家族から譲り受けたもので

身に着けたいと考えていらっしゃいました。

ジュエリーも使用頻度が上がればメンテナンスが必要になってきます。

細かく見ていきましょう。

まずは石落ち。

右端のダイヤモンドが無くなってしまっています。

ダイヤモンドを爪ではなく地金を伏せ込んで留めていますから

摩耗等で緩み、その後に落ちてしまったのだと思われます。

同程度のダイヤモンドをご用意し、

地金を足して留め直す必要があります。

クラフトマンによる更に詳細なチェックにより

他のダイヤモンドも石落ちの危険性が高まっており

修正が必要との事でした。

地金も全体的に擦り傷が多く、輝きを失っていました。

お客様のご了承を頂いた上でリペアをさせて頂きました。

新たなダイヤモンドを留め、

石落ちの危険性が高かった他のダイヤモンドも修正。

リング全体を丹念に磨く事で新品同様の輝きを取り戻しました。

「ダイヤモンドの輝きは永遠です。」

というキャチコピーがありましたが

これはメンテナンスを行う事でその輝きが保たれます。

地金を使用したジュエリーならば尚更です。

輝きを取り戻したダイヤモンドリングは

お客様の指先で輝き始めました。