私達の仕事はただ単にジュエリーをプロデュースするだけではありません。

本日のジュエリー。

ダイヤモンドのビーズを用いたネックレスです。

ご注文頂いたのがコロナ禍に入る前でしたから

約2年の月日が経過しています。

なぜ、そんなに時間が掛かってしまったのか？

それは色とりどりのファンシーカラーダイヤモンドが用いられているから。

レモンイエロー。

ミルキーブルー。

ディープイエロー。

ライトイエロー。

ディープブルー。

オレンジ。

ピンク。

これだけのファンシーカラーダイヤモンドを揃えるのは容易ではありません。

それに加え、サイズもグラデーションにした事で

難易度は更に上がりました。

約30年に渡りダイヤモンドと向き合ってきた私ですが

仕事として達成できないのではと思った事もありました。

それだけに全ての素材が揃った時の達成感は

何も代え難い達成感に包まれました。

色とりどりのカラーダイヤモンドが織り成す華やかさは

一般的なカラーストーンとは一線を画します。

その要因はダイヤモンド特有の鋭い輝きによるもの。

美しい色合いと輝きのコラボレーションは

ダイヤモンドが宝石の王様と呼ばれる所以なのだと

改めて感じる事ができました。

「身に着けるだけで心踊りますね。」

そう言って頂けた時、

「良かった・・・。」

と心の中で呟きました。

それは私達の仕事に対する自己満足ではなく

お客さまの満面の笑みを見る事ができたから。

私達の仕事はただ単にジュエリーをプロデュースするだけではなく

お客さまの夢を現実のものにし

笑顔にする事なのだと再認識しました。