私のタカラモノ、
PINARELLO MONTELLOのシートポスト交換のお話。

初めは妥協に妥協を重ねて某国内ブランドのエアロタイプでした。
しかし、やっぱり諦めきれなかったんですね。
SHIMANO SP-7410というDURA-ACEのシートポストを手に入れました。

NJS刻印入りのレアアイテム。

EASTON製の極薄パイプを使用し、アルミ製シートポストとしては超軽量。
もう嬉しくて嬉しくて、取り付けないでしばらく眺めていました。
いや、嘘です。
一生懸命お仕事してたので交換する時間がなかったんです。
これは本当です。(笑)
SP-7410を手に入れてから半年。
「そろそろ交換しないと勿体ないよね。」
って事で着手。
某国産ブランドのシートポストもSP-7410もパイプ径は27.2mmで同じ。
なのに、シートピンを締めこんでいっても緩いんですよ。
「おかしいなぁ。」
と思っていた次の瞬間、シートピンが破断しました。
最悪、いや自己嫌悪ですね。
今までボルトをねじ切った事なんてなかったのに情けない・・・。
シートピンにスが入っていたらしいのですが、それでもねぇ。(泣)
自分ではどうする事も出来ずCatherineBikesさんにお願い。
シートピンの取り外し及び交換をお願いしました。
これで一件落着と思いきや、まだ終わらないんですねぇ。

なんとSP-7410のパイプとヤグラがグラグラ動くらしい。
調べてみると極薄のパイプとヤグラは接着留めされているらしい。
で、その接着が経年劣化でグラグラする事が稀にあるんだとか。
その稀なケースにぶち当たったって事みたいですね。

普通なら、そこでSP-7410はお役御免となるのですが・・・。
素晴らしい仕事して下さいました。
ヤグラとパイプが重なっている部分に穴を開けてリベット留め。
そんな事できるんですね。

しかも想像以上に綺麗な仕上がりで驚きました。
これで安心して走る事ができます。
「こんなの誰でもできますよ。」
って本人は謙遜していましたが、そうでもないですよね。
しっかりした技術力を持ったメカニックに診てもらえる安心感は
何ものにも代え難いものだと改めて思いました。