お二人のこだわりが詰め込まれた「Lisse/リセ」が指先で輝きました。

本日のジュエリー。



design studio Emuのマリッジリング(結婚指輪)

「Lisse/リセ」です。

この「Lisse/リセ」には、

お二人の想いがギュっと詰め込まれています。

女性用の「Lisse/リセ」はエンゲージリング(婚約指輪)も兼ねており

中心にはアイオライトが留められています。

なぜアイオライトなのでしょうか?

それは大好きなおばあちゃんが一番好きな宝石だったから。

「幼かった頃におばあちゃんと宝石の話ばかりしていました。当時、私はアクアマリンが一番好きだったのですが、おばあちゃんはアイオライトが一番好きだったんです。そのアイオライトの素晴らしさをずっと聞いていた私は、いつの間にかアイオライトが大好きになっていました。」

そうお話して下さった彼女が選んだアイオライトは

深い青色のラウンド形状のものでした。

「色が明るすぎても暗すぎてもダメなんです。」

と彼女が言うとおり明度彩度ともに絶妙な色合いで

藍色という表現が合っているのかもしれません。

「本当はダイヤモンドを贈りたかったのですが、彼女から理由を聞いて納得。アイオライト一択でした。」

と言う彼にもこだわりたい事がありました。

それは鍛造製法で作られたマリッジリング(結婚指輪)である事。

「結婚が決まってから色々と調べていると、金属で作られた結婚指輪が変形する事を知りました。場合によっては修理ができないほど変形してしまう事を知り、自分達の結婚指輪は丈夫なものにしたいと考えました。そこで鍛造製法の事を知ったんです。」



地金に火を入れ、



叩き、

それを何度も繰り返す事で地金の密度を高め

圧倒的な強度を確保する事ができる鍛造製法は

毎日、

そしてずっと同じマリッジリング(結婚指輪)を身に着け続ける為には

必須と言える製法でしょう。

同じデザインだったとしても

一般的なキャスト(鋳造)製法より地金は重くなりますし

工賃も割高にはなってしまいますが

あっという間に変形して使えなくなってしまうものと比較して

どちらがコストパフォーマンスが高いかはすぐにおわかり頂けるでしょう。

もちろん、万が一の際でも私達がしっかりメンテナンスさせて頂きます。



もう一つのこだわり。

それは鍛造製法で作られた証を残す事でした。

火を入れた地金を叩く事で無数の打痕が残りますが

通常はその打痕をヤスリとバフを用い表面を滑らかに仕上げます。

design studio Emu独自の仕上げ方法である

「揺らぎ/fluctuation」は職人によって鍛えられた跡を

あえて残しています。

もちろん着け心地は極上のまま。

表面を滑らかに仕上げつつ

光の当たり方によって地金表面が揺らいでいる様に見える事で

鍛造製法で作られたジュエリーである事を静かに主張します。

こだわり抜いたマリッジリング(結婚指輪)は

お二人の指先でキラキラと輝いていました。

先日はお忙しいところお越し下さり

誠にありがとうございました。

メンテナンス等、お気軽にお申し付け下さい。

またのご来店を心よりお待ちしております。

 

※ブログはお客さまのご了承を頂いた上で掲載させて頂いております。
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