お母様から譲り受けたリングをプチリメイク

本日のジュエリー。



お客様からお預かりしたダイヤモンドリング。

素材はプラチナ900でした。

このリングはお母様から譲り受けたもの。

身に着けていたいという気持ちはあるものの

現代のファッションに合わせると違和感があるのも事実。

全面的にリニューアルするジュエリーリメイクがベターなのですが

お母様がお気に入りのデザインなので、

このまま使いたいという気持ちも・・・。



現代のファッションに似合わない最大の要因。

それはセンターストーンの爪が大きい事と

石座の高さが高い事でしょう。

もしかしたら全体的なデザインはそのままに、

センターストーンの石座だけリメイクする事が出来るかもしれません。

幸いセンターストーンの石座周辺は改作するスペースが若干残されており

デザインも完全な取り巻きでは無い事からチャレンジできそうです。



成功しました。

センターストーンの爪は現代風に小さく丸い爪に変貌を遂げました。

これだけで一気に印象が変わりました。

爪を丸く小さくする事で、お洋服等への引っかかりも減るはずです。



センターストーンの爪だけを加工した訳ではありません。

同時に石を支える石座も加工しました。

出来る限り低くセッティング。

下に向かって絞り込んであるデザインの石座ですから

石の位置を下げすぎてしまうと外径が合わなくなってしまいます。

そうすれば当然ながら石が留まらなくなってしまいますので

限界点を探りながらの作業になりました。

その結果、かなりの位置まで石の高さを抑える事に成功しました。

ここまで手を加えると、現代のファッションでも十分合わせられますね。

全体的に仕上げ直しを行った事で新品の様な輝きを取り戻しました。

 

先日はお忙しいところご来店下さいまして

誠にありがとうございました。

サイズ直し等のメンテナンスもお任せ下さい。

またのご来店、心よりお待ちしております。