婚約指輪のダイヤモンドはエクセレント以外ありえない？

本日のジュエリー。



婚約指輪（エンゲージリング）です。

まずはダイヤモンド選びから。

お客様には予めご予算を伺っていたので

そのご予算で最大限に良いダイヤモンドを複数ご提案させて頂きました。

0.3カラット代の最上級グレードもご用意させて頂きましたが

お客様がお選びになったのは

0.569cts

E

SI1

Very Good

 

カラーはトップカラーに次ぐEカラー。

カラーレスと呼んで全く差し支えないもの。

 

クラリティはSIクラスですから、

一般的なショップではオススメしないグレードです。

しかし、私達は自信を持ってオススメ致しました。

なぜならば、ダイヤモンドを鑑定書の文字だけで判断せず

自らの目でダイヤモンドを評価できるバイヤーだからこそ。

伊達に20年以上ダイヤモンドと睨めっこしていません。

 

メイク（カットグレード）はVery Good

「婚約指輪のダイヤモンドはExcellent以外あり得ない。」

なんて勘違いなさっていませんか？

Excellentはもちろん最高の輝きを放ちます。

しかし、Very Goodだって原石の質が良ければ

申し分の無い輝きを放つのです。

そして、ExcellentではなくVery Goodに留めた事により

原石からの歩留まりが良くなるという恩恵を受けました。

つまりExcellentはより多くのダイヤモンドパウダーを生み出しますが

Very Goodではそれを最小限に留め

カラット（重量）を多く残す事に成功しています。

0.569cts

このカラット数（重量）はとても魅力的です。

もちろん、重量だけでなくより大きな場面を持つ事により

ダイヤモンドの魅力をより大きなものにしています。

 

そんな美しいダイヤモンドを支えるのはプラチナ900のリング。

腕から伸びた6本の爪がダイヤモンドを持ち上げる様になっています。

ダイヤモンド美しさを強調した華やかなデザインですが

ダイヤモンドの高さを出来る限り低くセットしています。

相反する事を高次元でバランスさせた優れたデザイン。

 

先日は遠いところお越し下さいまして

誠にありがとうございました。

メンテナンス等、お気軽にお申し付け下さい。

また、今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い致します。