27年間、私達家族を色々な場所へ連れて行ってくれました。
もはや家族同然の存在です。
そんなローバー・ミニの主治医が変わったのは昨年9月。
ミニ・クーパーの主治医が変わりました。
長年面倒を見て下さった元主治医の閉業によるものでした。
新しい主治医は現役のレースメカ。
「妥協」という文字は存在しません。
前回メンテナンスして頂いた時も完璧な作業で
正直なところ驚きました。
そんな新しい主治医による車検。
「妥協」という文字が存在しないので、ちょっとこわい・・・。
嫌な予感的中。
「ちょっと見に来られる?」
と、ご連絡を頂きました。
各ブーツのクラック。
これは想定内でした。
しかし、前主治医が純正よりも短いブーツを使用していた事が
消耗を早めたんだそうで・・・。
右フロントハブ。
ヌタヌタです。
クラックどころの騒ぎじゃない。
完全に割れちゃってます。
これは本当に危なかった。
ブレーキオイルの減りが異常に早かった原因。
ブレーキマスターから漏れていたそうです。
ブレーキオイルにさらされたブレーキマスター下部は錆だらけ。
更に調べていくと、リアブレーキがほとんど効いてない?
どうやらプロポーションバルブが原因らしい。
プロポーションバルブとはブレーキオイルの前後バランスを取るもので
いくらリアがドラムブレーキのミニとは言うものの
効かないのは大問題。
そもそも車検通らないし・・・。
とにかくダメダメのオンパレード。
直してもらうしか道はありません。
各ブーツを新調。
各パーツも防錆剤+塗装でリニューアル。
大問題だったハブ。
徹底的に清掃。
使えない部品は交換。
新しいグリスを注入。
今回の車検で発覚したのが左右でハブが異なっていた事。
もちろんベアリングの形状も異なっていました。
1000cc用って・・・。
もちろん1300cc用で統一して頂きました。
ブレーキマスターは漏れていた箇所を補修して頂いた上で
再塗装。
プロポーションバルブはリビルト品を使って頂きました。
新しい主治医による車検は完璧でした。
「古いから仕方ない。」
なんて言い訳は通用しません。
現代の交通の流れでローバー・ミニが存在し続ける為には
完璧な整備は必須です。
「妥協」という文字は存在しません。
これで安心して楽しめるクルマになりました。
ありがとうございました。