ジュエリーにも点検とメンテナンスが必要なんですか?

本日のジュエリー。



お客さまからお預かりした3連リング。

10年ほど前に弊社でお買い求め下さったものです。

3本のイエローゴールドのリングが連なっており

そのうちの1本には合計1.2カラットのダイヤモンドが

石畳の如く隙間なく留められています。

このパヴェセッティングと呼ばれる石留めの手法は

クラフトマンの技術力の差が大きく出るものです。

技術力が高くないクラフトマンが作業したパヴェセッティングは

その表面を指でなぞるとボコボコした感触が伝わってきて

留められた宝石の向きがバラバラなのがわかります。

しかし、私達が作業をお願いしているクラフトマンは

高い技術力を駆使し留めるので表面は滑らか。

爪の先端も丸く仕上げられ、タガネによるバリは皆無。

極上の着け心地を実現しています。

しかし、そんなハイクオリティなジュエリーであっても

時間の経過と共に

そして一緒にお出掛けする頻度が多ければ多いほど

痛みが生じてくるものです。

そこで定期的な点検とメンテナンスが必要になってくるのです。

例えば今回お預かりした3連リングは

ダイヤモンドを留める爪が3箇所ほど緩んでいました。

定期的な点検を行わずそのまま使用していれば

いずれ落下して紛失という最悪のシナリオも考えられます。

だからこそ、そうなる前に点検が必要なのです。

もちろんメンテナンスには費用が必要になりますが

ダイヤモンドが落下して紛失した場合よりもはるかに少額に抑える事ができます。

クルマ等の乗り物と異なり

ジュエリーは命に関わるものではありません。

しかし、しっかりと点検とメンテナンスを行う事で

美しい状態で長く楽しむ事ができます。

弊社でお買い求めになられたジュエリーはもちろん

他社でお買い求めになられたジュエリーも

お気軽に点検とメンテナンスのご相談下さい。

 

※ブログはお客さまのご了承を頂いた上で掲載させて頂いております。

 

 

 
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