お届けもので三ノ輪橋へ。
自転車関係でお世話になる事は多々ありますが
お仕事で行ったのは初めてでした。
目的が違うだけで景色もなんとなく違って見えるって
不思議なものですね。
本格的にジョイフル三ノ輪橋(三ノ輪橋商店街)に足を踏み入れたのは初めて。
まさに昭和にタイムスリップした感覚は衝撃的でした。
そんな商店街の一角にある「オオムラパン」さん。
どうやら創業80年近いらしい。
食パンや惣菜パンがところ狭しと並ぶ様は
見てるだけでワクワクしますね。
そんな中から選んだカレーパン。
惣菜パンの王道的存在ですね。
辛過ぎず、甘過ぎず、
地元の皆さんに愛され続けてきた味なのでしょう。
歴史的な重みを感じるカレーパン。
美味しいに決まってる。
こちらも惣菜パンの王道的存在のコロッケパン。
コッペパンに挟まれたコロッケは揚げたてではないのでしっとりした食感。
ジャガイモの旨味とソースが絡み
コッペパンにも染み込んでいて美味しい・・・。
今回『オオムラパン』さんにお邪魔した最大の目的。
それはこの焼きそばパンでした。
焼きそばパンの発祥については諸説ありますが
どうやら同じく南千住にあった『野澤屋』さんであるという説が有力らしい。
コッペパンと焼きそばを別々に販売していたところ
「別々に食べるの面倒だからパンに挟んで!」
ってお客さんに言われたのがはじまりなんだとか。
残念ながら「野澤屋」さんは2010年に閉店してしまったそうなので
元祖焼きそばパンを楽しむ事は出来ません。
しかし、「野澤屋」さんと同じ南千住にお店を構え
創業80年近い「オオムラパン」さんならば
元祖焼きそばパンに限りなく近いものが楽しめるかもしれないと考えたのです。
コッペパンの中心にナイフを入れ
そこに焼きそばを詰め込む。
ただそれだけ。
紅生姜もありません。
これが「オオムラパン」さんが提供し続けてきた焼きそばパンなのでしょう。
やや濃いめに味付けされた焼きそばの味がパンに染み込んでたまらん・・・。
非常にシンプルな焼きそばパンではあるけれど普通に美味しい。
この普通というところが長く愛されている理由なのかもしれません。
ごちそうさまでした。
またお邪魔させて頂きます。