あえて効率化とは無縁な手法を選んでいる理由。

本日のジュエリー。



結婚指輪(マリッジリング)です。

ベースはプラチナ900。

プラチナにパラジウムを配合する事で

純プラチナと比較すると強度が高くなり

傷付きにくくなるというメリットがあります。

また加工のしやすさからメンテナンス性も高まり

結婚式の時にお互いの指に交換した結婚指輪を

ずっと身に着けて頂けます。

そのプラチナのベースに張り巡らされたイエローゴールドのアラベスク模様。

通常ならばイエローゴールドの部分を一つの型として作業工程を省き

効率化するのが一般的ですが

この結婚指輪は小さなイエローゴールドのパーツを

一つ一つロー付けするという手法を採用しています。

あえて効率化とは無縁な手法を選んでいるのには理由があります。

それは人間の手にしか表現出来ない温もり。

CAD等、効率化が進み難しい加工も機械が簡単に出来る様になりました。

しかし、温もりは人間にしか表現出来ない領域なのです。



「美しいジュエリーは裏から見ても美しい。」

この理論は私達が生み出すジュエリーに共通するもの。

上っ面だけの薄っぺらな美しさではなく

内から溢れ出す美しさは独特の重みを感じます。

ずっと身に着ける結婚指輪だからこそ

こだわりたい部分ですね。

 

本日は遠いところお越し下さり

誠にありがとうございました。

メンテナンス等、お気軽にお申し付け下さい。

またお会い出来るのを楽しみにしております。