何が主役なのかを理解した上でデザインする事の大切さ。

久しぶりに自分の宝石箱の中を整理してみると

こんなリングが出てきました。



ムーンストーンのリング。

当時通っていた学校のお手伝いをしていた事もあり

先生からご褒美として頂いたもの。

このリングの主役はムーンストーン。

ただ美しいだけじゃないんです。

顔！

どこの誰かは知らないけれど

個性的な顔が彫られているんです。

先生もこの顔に惚れ込んで即購入したんだとか。

しばらく石としてから枠を着けてあげようと思い

リングとして作製したんだそうです。

眺めているだけで楽しくなってしまう石の魅力を損なわない様に

考え抜いたデザインは究極にシンプルなものだったそうです。

先生ですから色々細工をしようと思えば出来たはず。

でも、それをあえてシンプルに仕上げたのには

石としての魅力を最大限引き出そうとしたから。

ただシンプルなだけではなく

どこの誰かは知らないけれど優しい表情に合った

ふんわりと優しい雰囲気に仕上げられているところがポイント。

「さすが先生！」

改めてそう思ってしまいました。

石に限らず、

何が主役なのかを理解した上で

デザインする事の大切さを改めて思い起こさせてくれた

先生とリングに感謝！