ジュエリーリメイク 一文字リングを一文字リングへ

タイトルをご覧になって

「同じ一文字リングにリメイクする必要あるの?」

と、疑問に思った方もいらっしゃるのでは?

はい、ちゃんとリメイクする必要があったのです。

一文字リング

アンティークなデザインの一文字リング。

恐らく昭和40年代~50年代にかけて作られたものだと思います。

ダイヤモンドの位置が高すぎて使いにくいんだそうです。

この時代のジュエリーは

使用する宝石を立派に見せようとする傾向があり

高い位置にセッティングするのが常でした。

高い位置にセッティングすれば宝石は目立ちますが

お洋服に引っかかったりするので注意が必要でした。



現在は宝石の位置を低くセッティングする事が多かったようです。

普段使いする前提だと、お洋服に引っかかったりしない方が都合良いですもんね。

もちろん、全てのジュエリーがそうだとは言いません。

デザインによっては

宝石を高い位置にセッティングした方が魅力的なジュエリーになる事もあります。

ですが、今回は

「普段使いできるように!」

というのがお題でした。

一文字リング

如何でしょうか?

リメイク前はダイヤモンドが汚れていて印象が大きく異なりますが

正真正銘同じダイヤモンドを使用してリメイクされています。

かなり印象が変わった事にお気づきでしょうか?

ダイヤモンドをセッティングする位置が大幅に低くなっています。

これによりお洋服に引っかかる事が少なくなりますね。

そして爪の形状。

先端が尖った爪から先端が丸く優しい形状の爪になった事も

お洋服に引っかからないための工夫です。

また、腕の形状も異なります。

板状の地金を使用し無骨なイメージだった腕のデザインは

優しくふっくらした形状に変化しています。

もちろん、これは表面だけではなく

裏面も優しい丸みを帯びた形状に変化しています。

これは指なじみを良くする為。

肌に直接触れる部分ですから着け心地が良い方が良いですもんね。

お洋服だった着心地が良くないものは着たくありません。

ジュエリーも同じ。

着け心地が良いものが良いんです。



見た目だけでなく、着け心地も大きく変わった一文字リング。

活躍する機会が多くなりますね!

出番が少なくなり宝石箱で眠っているジュエリーをリメイクしてみませんか?

旧い枠は地金として下取りさせて頂くこともできます。

その分は新たに作った枠代金に充当しても良いですし

美味しいものを食べに行っても良いかもしれません。

「古いから恥ずかしい・・・。」

と、おっしゃる方もいらっしゃいますが大丈夫ですよ。

お気軽にご相談下さいませ。

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