トパーズのルース(裸石)をペンダントヘッドにお仕立て致しました

本日のジュエリー。



お客様からお預かりしたトパーズのルース(裸石)。

長年宝石箱の中で眠り続けていたそうですが

「なんとか形にして身に着けたい。」

そう思い、design studio Emuにお持ちになったそうです。



ご希望はペンダントヘッド。

メーカーさんが作る既製のペンダント枠やシャトン(空枠)は使えません。

何故ならば、トパーズのシェイプがイレギュラーだったから。

ペアシェイプではあるのですが、やや変則的なシェイプなのです。

これはトパーズのシェイプに合わせて手作りするしかありません。

シンプルで普段使いしたいというご希望に合わせて

デザイン画を描いてご提案。

お客様にご納得頂いてから作業に入ります。



デザイン画を忠実に再現したペンダントヘッド。

正面から見るとただ単にフクリンで留められた

シンプルなペンダントに見えますが

側面は柔らかなフォルムで構成された優しいデザイン。

しかも、トパーズのガードル部分のみで石を支えている

難易度が非常に高いセッティングです。

このセッティングは高い技術力を持った職人さんだからこそ出来る技。

この事自体、当たり前の事の様に感じますが

この当たり前の事が当たり前に出来ない職人さんがいるのも事実。

誰に作成をお願いしても良い訳ではありません。

私達が作成をお願いしている職人さんが

当たり前の事を当たり前に再現して頂ける事に感謝です。



先日はお忙しいところお越し下さいまして

誠にありがとうございました。

メンテナンス等、お気軽にお申し付け下さいませ。

またのご来店を心よりお待ちしております。