大切なリングをピンキーリングにサイズ直し

本日のジュエリー。



お客様からお預かりしたサファイアのリング。

ご家族から譲り受けたリングで、とても大切なもの。

大切だからこそ、ジュエリーボックスで眠らせたままにしたくない。

そんな想いからお客様はサイズ直しを決意。

他店で8番から7番へサイズ直しをされたそうです。

しかし、デザイン的にピンキーリングとしてお使いになりたいと思われて

再びサイズ直しをされた某宝石売り場にお持込になったところ

「絶対にピンキーリングのサイズにはサイズ直しできません！」

と言われてしまったそうです。

そこでお客様はネットで私達を探し、選んで下さいました。

7番から0.6番へのサイズ直し。

簡単な作業ではありません。

いや、かなり難しい作業である事は間違いありません。

しかし、お客様の想いをなんとか実現したいという気持ちが職人さんを動かしました。

まずは留まっている宝石を外します。

外さずにそのままサイズを変えてしまうと宝石に負荷がかかり

最悪の場合、宝石が割れてしまいます。

宝石を外した状態で石座も含め、少しずつリングのサイズを縮めていきます。

もちろん全てのリングが大幅なサイズダウンが可能というわけではありません。

不可能なデザインや構造の場合、またクラックが入っている宝石は不可能です。

今回はその条件をクリアしたからこそ、大幅なサイズダウンが可能だったのです。

他店で

「絶対にピンキーリングのサイズにはサイズ直し出来ません！」

と言われてしまったリングをサイズ直ししてしまった職人さんの技術力の高さを

改めて強く感じました。

 

先日はお忙しいところお越し下さいまして

誠にありがとうございます。

またのご来店を心よりお待ちしております。