イギリスからやってきたもの

以前から欲しかったもの。

プリンタートレイ。

1900年代前半の印刷物はひとつひとつ活字を組み合わせてから刷るという

気が遠くなる様な大変な作業によって成立していました。

そんな活字を探しやすくするために印判を収納していたトレイこそが

プリンタートレイと呼ばれるもの。

現在はそんなもの使っていませんのでオシャレなインテリアとして活用されています。

綺麗な升目は小物をディスプレイするのにちょうど良いんですよね。

プリンタートレイ ビフォー

で、買ったものはこちら。

1930年代から使用されていたものらしく痛みが激しい。

おまけに変な色で染められている。

プリンタートレイ ビフォー3

「買ってから好みの色に塗りなおせば良いか・・・。」

という事で私のところにやってきたプリンタートレイ。

いやぁ、想像どおりの痛み具合と変な色。

しかも汚い。(笑)

まずは水洗い。

裏側のベニヤ板がグニャグニャに曲がりました。

まぁ、これも予想どおり。

イギリス

乾燥させた後に変な色を紙やすりで落としていきます。

最初は80番で一気に色を落とし、その後140番で表面を整える。

すると・・・。

良い色じゃないですか~。

しかも綺麗な木目。

色を塗る必要がなくなりました。

でも、このままじゃ木が傷むのでワックスかけたいですね。

イギリス

でも、ワックスなんて買いに行く時間なんてありません。

で、カミサンが持ってきたものは・・・。

オリーブオイルでした。

ウエスに少量オリーブオイルを出してプリンタートレイを磨いてみると素晴らしい艶!

「オリーブオイルやるじゃん!」

ボロボロで変な色だったプリンタートレイがまるで別物の様に綺麗になりました。

アンティークものって手をかけてあげると商品価値がすごく上がるものなんですね。

でも、大変すぎて自分ではもうやりたくないですけど。(笑)
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